39歳 男性
きっかけは新種のトマトから
最初は、行きつけの営業所へ出向いた際、トマト要りませんか?と言われたのが始まりでした。
この時期にトマトと言えば、田舎であるこの地域には投げつけて遊んでも、余るぐらいのトマトがあちらこちらから頂くのです。
大学時代には都心に住んでいましたが、数種類のトマトはスーパーで見るものの、地元に帰ってこんなにトマトの種類が豊富だとは思いもしませんでしたし、その品種により味はさまざまで、興味がわいてからと言うもの、新種と聞けば後学の為に頂いていました。
トマト好きとして、企業内、取引先へ名前があちこちに広がっていたので、営業所さんにお勤めのご家族が新しい品種を作ると味を見てくれと頂くようになったので、今回もその一環で頂きました。
聞けば有機農法で、無農薬だそうです。しかもストレス農法と聞けば、トマト好きならピン!ときますよね。
それが、このトマトとの出会いだったのです。
色んな食べ方で納得!美味なトマト
営業所で頂いたトマトは袋に数個だけでしたが、ありがたく受け取り、早く仕事終わんないかなと思いながら、三用食べ比べです。
まずは冷蔵庫、次に氷水、そしてそのまま丸ごと。
冷蔵庫には2時間入れます。
2時間近くになったら、氷水にトマトを放り込み、冷蔵庫からトマトをだし、そのままのパターンの物をお皿に用意。
冷却順に、冷蔵庫、氷水、常温で食べ始めます。
サイズはミディサイズというプチトマトより大きいプラムサイズなので、丸ごと口に放り込みます。
冷蔵庫のトマトは、冷たい実の中から若干酸味を残しながら、あふれるトマトジュースを中からあふれさせるのですが、冷たさが邪魔ものですね。甘さが少し弱いのです。
氷水は、ちょうど冷えたトマトよりも若干温かく、少し青臭さが残りながらでも、甘さと酸味のバランスが絶妙なので、冷製パスタにはいいかもとの判断です。
次は常温。一口目から、これがトマトか?と言うほどの衝撃の甘さと、とんでもないフルーツの香り。
このトマトならひと箱買いしたいそんな欲求になる事は今までなかったですが、こいつは旨いトマトでした。
後に3箱購入し、会社では大好評で一瞬でなくなりました。
従業員5名、ひと箱トマト数量40個いりなのに。
普通のトマトを例えるなら青臭く、甘みよりも酸味が優勢ですが、このトマトは赤く甘い宝石。
このトマトはスーパーで販売していた旬ではない時期のジャリジャリとした一般の大玉トマトを食べてしまい、トマトが大嫌いになったお孫さんの為に、おじいさんが5年かけて作った新種であることも後にわかるのですが、今ではその農家さんの主力商品として出していこうと増産中なんです。
そのじいちゃんのトマトは、子供が畑から自分で収穫して、そこで食べて一番おいしい状態のトマトに仕上げるために苦労されたそうです。
実験をしてしまい、申し訳なかったと話しましたが、一般のご家庭なら、購入後必ず冷蔵庫に行くから、その結果はありがたいですとむしろ恐縮頂きましたが、トマトの濃度が違う美味しさは流通量かすごく限定されているんです。
収穫量が少ないので、まずは地域に苗を広めないとだめだそうで、道の駅には並ぶそうですが、中々買えずとの事。
あれから三年たちましたが、あれ以上好みのトマトにはまだ出会えていないので、毎年営業所さんを通じて予約購入をしています。