私は、今年25歳の女性です。
子供の頃に知った、農薬の恐ろしさ
畑のある家に引っ越したのを機に、父が野菜を育て始めました。
自分たちで育てているので、完全無農薬です。
もともと田舎に住んでいたので、祖父母も畑仕事に慣れていて、苦ではありませんでした。
祖父母は専業農家で、米を育てていますが、そちらは減農薬でつくっています。
畑では、トマト、なす、枝豆、ピーマン、キュウリ、スイカなどの野菜を毎年育てています。
母が、夏場収穫したそれらの野菜を、食卓に出してくれます。
また、近所に住む、同じく畑を持っている方から野菜を頂くこともあります。
大根やカボチャなどを頂いたことがあります。
小学生のころ、家庭科の授業で、農薬の恐ろしさというのを聞いた覚えがあります。
食べ物についている残留農薬は、食べてすぐに不調を起こす毒というわけではないけれど、少しずつ体に悪いものがたまっていって、最悪死んでしまう人もいるといいます。
その当時、見えないまま取り込んで、自分の体調が悪くなるのは、怖いなと思いました。
それがきっかけで、大人になってから、畑で採れない種類の野菜でもできるだけ無農薬野菜か有機野菜を買います。
無農薬、有機野菜とはどんなものなのか?
取れたての野菜を食べられるので、新鮮でシャキッとしていておいしいです。
自分達で育てているので、大きさや形は不恰好でバラバラになりますが、それも収穫時見ていて面白いです。
表面についた土を払うのが少し面倒です。
また、虫がついていないかよくよくチェックしてから調理をしないといけないのも面倒くさいです。
虫に食べられて黒くなっている所を取るのも面倒ですね。
でも、それだけ美味しいということなのでしょう。
こういうことを見慣れると、スーパーで同じ形と大きさで均等に並べられた野菜が少し異様に見えたりします。
綺麗すぎて。
キュウリなんてまっすぐ生えるのはほんのわずかで、大抵くねっています。
ひらがなの「し」みたいになっています。
野菜が痛むのが、普通にスーパーで買ったときと比べて早いような気がします。
味は、みずみずしくて、野菜なのに不自然に甘かったりしてなくて、おいしいと思いますが、調理された状態の農薬を使って育てられた野菜と食べ比べても、私の舌ではおそらくわからないと思います。
しかし、安心感は抜群に違います。
自分で作っているのでなおさらですが、安全だと信用できますので、食に対して不安を持たなくて済みます。
家では赤ちゃんや小さな子供はいませんが、もし私が結婚して子供ができたら、積極的に無農薬野菜を食べさせたいと思っています。
引っ越したのが私が小学生の頃でしたので、10年くらい畑を続けています。
その期間中、入院するような病気にかかった人は家族の中で誰もいません。